いびき防止クラブ

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睡眠時無呼吸症候群で突然死も…。セルフチェックしよう!

      2017/07/23

寝ている時に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

放置していると突然死のリスクが高まる、恐ろしい病気です。

睡眠時無呼吸症候群は「SAS(サス)」= Sleep Apnea Syndrome とも呼ばれます。

睡眠時無呼吸症候群には、閉塞性と中枢性の2種類あります。

閉塞性は、気道がふさがることにより呼吸が止まるタイプ。
中枢性は、脳からの「呼吸しなさい」という信号そのものが止まるタイプ。

大きないびきは閉塞性の睡眠時無呼吸症候群の症状の一つ。睡眠時無呼吸症候群の何が怖いのか、症状や治療法などをご紹介します。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について

放っておくと…

睡眠時無呼吸症候群の場合、下記のように病気のリスクが高まると言われています。

  • 脳卒中…約4倍
  • 虚血性心臓病…約3倍
  • 高血圧…約2倍
  • 糖尿病…約1.5倍

症状は?

睡眠時無呼吸症候群は寝ている時に呼吸が止まってしまう病気ですが、その他に以下のような症状も表れます。

  • 毎晩大きないびきをかく
  • 寝ている時に何度もトイレで目が覚める
  • 朝起きた時に疲れが取れていない感じがする
  • 日中眠たくなる、居眠りをしてしまう
  • 集中力が無くなる

睡眠時無呼吸症候群の死亡リスク

睡眠時無呼吸症候群は、死亡リスクが伴う恐ろしい病気です。

突然死のリスク

睡眠時無呼吸症候群が怖いのは、治療せずに放置していると、9年後には約4割の患者さんが亡くなってしまうとも言われている点です。

先日、お笑い芸人の前田健さんが、44歳という若さで突然亡くなってしまわれました。その病名は「虚血性心不全」。元々不整脈の持病もあったそうです。

睡眠時無呼吸症候群は不整脈とも密接な関係があると言われています。

不整脈や高血圧の持病があると、このように突然死のリスクが高まってしまいます。

ですから、睡眠時無呼吸の症状がある方は、必ず病院で治療を受けていただきたいです。

また、無呼吸ではないけれどいびきをかいている場合でも、いずれ睡眠時無呼吸症候群へと悪化してしまう可能性があります。

日中の眠気による事故死

脳や心臓の病気による死亡リスクの他にも、日中に激しい眠気に襲われることによって、事故を起こしてしまうリスクがあります。

2003年にJR山陽新幹線の運転手が、8分間・26kmもの間居眠り運転をしていたということがありました。

幸いこの時は大きな事故にはなりませんでしたが、たくさんの乗客を乗せて走っている新幹線ではあってはならないことですね。

他にも、スペースシャトル「チャレンジャー号」の爆発事故や、チェルノブイリ原発事故なども、作業員の睡眠不足や睡眠時無呼吸症候群が関係しているのではないかと言われているのだそうです。

仕事中の眠気を甘く見てはいけませんね…

睡眠は人間の三大欲求の一つ。

居眠りしてはいけないとわかっていても、どうしても眠気に勝てないことはあります。それが睡眠時無呼吸症候群という病気によるものでしたら、なおさらですね。

公共交通機関や、原子力発電所のような大勢の人の生死に関わる仕事をしていない方でも、普通に車を運転しているだけで事故を起こして、自分の身の危険だけでなく、他人を死なせてしまったり、大きな障害を負わせてしまう可能性があります。

そうなった時は、被害者やその家族、そして加害者となってしまった自分と家族の人生が大きく変わってしまうかもしれません。

そのような悲しい事故を防ぐためにも、睡眠時無呼吸症候群の恐れがある場合は病院での治療をおすすめします。

治療法は?

睡眠時無呼吸症候群の治療はいくつかあります。

マウスピース

軽度の場合は、マウスピースで治療できる場合があります。

マウスピースは歯科で作ってもらうのですが、病院で睡眠時無呼吸症候群と診断されている場合は、保険適用で作ることができます。

自分の無呼吸の状態をきちんと知るためにも、まずは専門の医療機関で相談してみると良さそうです。

CPAP

閉塞性タイプの睡眠時無呼吸症候群の治療で最も一般的なのが「CPAP(シーパップ)療法」です。

これは、寝ている間に無呼吸になるのを防ぐために、鼻マスクを装着し、機械を使って空気を送り込む方法です。

CPAPを使うと、ほとんどの方がその日からいびきをかかなくなり、日中の眠気などの症状も無くなるそうですが、問題は根治療法ではないという点。

ずっと使い続けていれば、いずれはCPAPを使わなくても睡眠時無呼吸が治るというわけではないので、患者さんへの負担は大きいです。

手術

口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)という外科的手術と、レーザーを使った口蓋垂軟口蓋形成術(LAUP)があります。

しかし、手術をすれば必ず睡眠時無呼吸が治るとは限りません。

また、レーザーによる治療は、いびきの改善には効果があっても、睡眠時無呼吸を改善することはできないとも言われているそうです。

どのような治療方法が良いのかは、なるべく睡眠時無呼吸症候群の治療を専門的に行っている医療機関で相談すると良さそうです。

ナステント

ナステントと言って、睡眠時に鼻からチューブを挿入することによって、いびきや無呼吸を防止する、使い捨ての医療機器があります。

初回は病院や薬局などでフィッティングをし、サイズを調べる必要があるのですが、鼻づまりや炎症がないかを確認するためにも、病院の方が良いかもしれませんね。

現在、無料モニターを募集しているようです。

ナステントは現在、一次販売停止および自主回収が行われているようです。
詳しくは下記をご覧ください。(PDFファイルです)

自主回収のお詫びとお知らせ

ナステントクラシックの今後の取扱いについて

その他の治療

その他にも、生活習慣を変えることで症状が良くなる可能性があります。

寝るときの姿勢を、仰向けではなく横向きにする。

睡眠薬やアルコールを控える。

肥満の方の場合は、ダイエットが有効です。

自分は睡眠時無呼吸症候群か、セルフチェックする

睡眠時無呼吸症候群かどうかをセルフチェックするために、「エプワース眠気尺度(Epworth sleepiness scale:ESS)」というものを使って、日中の眠気の程度を判断することができます。

点数の付け方は以下の通り。

  • 0=眠ってしまうことはない
  • 1=時に眠ってしまう
  • 2=しばしば眠ってしまう
  • 3=だいたいいつも眠ってしまう

眠気に関して該当する点数を選択してください。
合計点数が11点以上の場合は、病的仮眠領域とされています。

1 座って読書中
2 テレビを見ているとき
3 人の大勢いる場所(会議や劇場など)で座っているとき
4 他の人の運転する車に、休憩なしで1時間以上乗っているとき
5 午後に、横になって休憩をとっているとき
6 座って人と話しているとき
7 飲酒をせずに昼食後、静かに座っているとき
8 自分で車を運転中に、渋滞や信号で数分間、止まっているとき

あなたの眠気は…

いかがでしたか?
11点以上は治療を要するレベルとされているので、病院を受診されてくださいね^^

 


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